箸の使い方が、入社試験にもなっていました。それだけ、箸はビジネスに通ずるものがあります。
箸は、横に置きで、尖っている方(先)を左に向けます。
右利きの人には使い勝手がいいので自然な置き方ですが、実はこれには他の理由があります。
箸の先から太陽のパワーを吸収するためです。
世界中の共通の考えだと思いますが、太陽は地球を支配する圧倒的な存在であり、世界各地で太陽は崇拝されていました。
今でも太陽の光を浴びると身体にエネルギーが満ち、活力が湧いてきますが、昔は太陽への依存心が、私たちが考える以上に大きく、太陽暦といった暦が出来たり、信仰の対象になったわけですね。
「冬至」や「夏至」に行われる様々な行事もそうですね。
このように命はまさに太陽の恵みだと考えられていたので、そのパワーを食事の時にも箸を通じて頂こうということです。
太陽は東から昇り、西に沈みます。
だから、太陽のパワーが充満している方向は東になります。
現在のように照明器具が発達していない昔は、人が何かを行おうとすれば、大抵の人は明るい方に向かいます。
中国においても、天帝が政治を司る時にも、南を向いて重臣や大衆を諭したと言われています。
これに伴い、南に向いて座り、箸の先を太陽の力がみなぎっている東に向ければ、箸の先がおのずと左になるので、「箸先は左」に向けることが定着しました。
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