東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

日本人は、世界で「物を大切にする」や「感謝の気持ちを大切にする」と思われているでしょう。

それは、日本人にとっての神の存在を知ればなぜだかわかるかもしれません。

今回は、「日本人にとっての神と西洋にとっての神のあり方」をお話ししたいと思います。

ゴッドとカミ

日本古来のカミは一言で言えば、自然現象を人格化したものです。

英語のGodを、日本語では「カミ」と訳します。

しかし、Godと神は、別々のものと考えた方がいいでしょう。

Godは、神教のことで唯一の存在です。

西洋のゴッドは宇宙そのものを創りましたが、日本の神様は宇宙ができた後に出現しています。

日本人の自然観によると、大自然は人よりも上位の概念ととらえ、「人は大自然の恵みを頂いて生かされている」と考えます。

日本の伝統的価値観によると「人は神の子孫」であるとされてきました。神の子孫とはすなわち「人は大自然の子孫」であることを意味します。

このような日本人の自然観は、たとえばご飯粒を一粒も残さず食べる食事の作法にも見ることができます。

「一粒でも食べ残したら目がつぶれる」というのが日本人の教育の基本とされてきました。

「いただきます」と「ごちそうさま」

食前に「いただきます」と言います。これは一つに「あなたの命をいただきます」という意味で、人は動植物の命を摂取し続けなければ、命を繋いでいくことはできないということからきています。

食後には、「ごちそうさまでした」と挨拶をするのも、感謝の気持ちからきています。

何年も前ですが、とある学校で、給食の時に「いただきます」「ごちそうさま」を言う代わりに、ドラを鳴らすという話を聞いたことがあります。

モンスターペアレンツが給食費を払っているから、挨拶をさせるなとクレームを入れたそうです。

それを言った側も、どらを鳴らすことに決めた側も、どういう意味かを知らないからできるのでしょうね。

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まとめ

今一度、日本文化を見直す人が一人でも増えたらいいなと思います。

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