秋の旬 サバ

東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

食欲の秋、読書の秋、実りの秋、芸術の秋、スポーツの秋など、色々な「○○の秋」がありますよね。

皆さんは「何の秋」ですか。

秋になると様々な食材が実り、食べる楽しみが増すことから、『食欲の秋』『実りの秋』と表現されることもあります。

「秋=食べ物がおいしい季節」と考えられるようになった背景に、動物が冬を越えるために、本能的に多くの栄養を取り込もうとするという説や、暑い季節を乗り越えて涼しくなった秋に、夏バテしていた身体の調子を取り戻そうとして自然と食欲が増し、食べ物をより一層美味しく感じるのでは?とも言われています。

今回は、秋の味覚の一つ、「鯖」を紹介したいと思います。

サバは秋の魚? 

暖かい時期(3~8月 日本近海種)に産卵して、冬に向けて脂がのる回遊系のマサバは「秋が旬」。

とはいえ、現在は一年中食べられるのではないでしょうか。

南北に回遊する魚のため、「秋サバ」の基準は全国区ではなく、地域によって異なります。九州などでは「寒サバ」と言われ、冬以降に美味くなります。

とはいえ、輸送機関が進んでいるのでなんともいえないかもしれません。

とはいえ、旬の食べ物は栄養価も高く、時期外れのものよりも安く購入できるのでおすすめです。

マグロやアジなどと並んで世界的に消費量の多い鯖

鯖は、地域によって色々な食べ方をされてきました。

大阪・バッテラ
シメサバ
京都・サバ棒寿司
奈良・和歌山 柿の葉寿司

など

秋のサバはマグロのトロよりうまいとも言われています。

鯖のことわざ

鯖の生き腐れ

新鮮なサバだと思っていても、実際には腐り始めていて、中毒することがあるという例えで、

鯖の腐敗が早いことから、鮮度が高いように見えても、内側の肉の方はすでに腐っていたりするという意味。

鯖読み

数字をごまかす意味として江戸時代から使われている語で、 サバは傷みやすい魚で、数も多かったため、早口で数えられ、実際の数と合わないことから、いい加減に数を数えることを言うようになり、数や歳をごまかす意味に転じたとする説がある。

秋鯖は嫁に食わすな

・秋鯖のうまさを表す喩え

・姑の嫁いびりや「鯖の生き腐れ」に当たらないようにと言う親心

・秋のサバは脂肪が乗っていても子がないので、縁起を担いで嫁に食わすなと言う心遣い

という説もあります。

Youtube

まとめ

秋鯖はトロより美味しいと言われています。

今年も美味しい食べ物をたくさん食べられるといいですね!

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参考: サバ ことわざ サバ・由来

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