すしとワインって合わないの?おすすめとおすすめしないもの

東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

魚介類をつまみに、ワインを飲んだことはありますか。

最近では、ワインを売っているお寿司やさんもあるようですね。

ワイン関連のお仕事の方に「あまりあうワイン置いてない」という話も聞いたこともあります。

「ワインに魚介類や「すし」なんて合わないでしょー!」と思いますか。

普段私は自宅で赤ワインを飲むことが多く、飲みながらすしや魚を食べることが多いです。

そこで、今回は個人的にいけると思うものとやめた方がいいと思うものを紹介したいと思います。

すし屋であまりワインを飲むことはないかもしれませんが、自宅等で飲む時などに参考にしていただけたらと思います。

すしの歴史とすし屋

元々、保存食の発酵食品だった「すし」も江戸時代には屋台で売られるようになりました。

すし屋の湯呑みが大きいのは、一人で切り盛りする昔のすし屋では、飲み物を用意する手間が省けるように大きな入れ物にお茶を入れていたからという説もあります。また、お酒にまで手が回らなかったとも言われています。

ポルトガルと和食

10年程前、私は、食育指導員の勉強をしていました。

その時、よく食品関係のイベントに参加していました。

試食や試飲などができる所もあり、ワインに興味のある私は、もちろんワイン売り場へ…と言っても、ワイン通であるとかではなく、ただ楽しむだけ。

自分の知らない情報に詳しいプロのお話は楽しいし、知らないことを教えていただけるので、積極的に外国人の店員さんにも話しかけていました。

その時に出会ったワイン業者のポルトガル人の男性が「日本食と白ワインはあうんだ」とおっしゃっていました。天ぷらはポルトガルのもので、天ぷらと白ワインは最高だ」と。

「まぁ業者だからそういうよね」と思いましたが、

実はポルトガルと日本は昔から縁が深く、日本には多くのポルトガルの食文化が入ってきています。

ポルトガルと縁の深い日本食

初めて日本にやって来たヨーロッパ人は、ポルトガル人と言われています。

1543年の夏、インドのゴアから中国に向かうポルトガル南蛮船が嵐で遭難して、種子島に漂着しました。それをきっかけに鉄砲が伝来し、さまざまなポルトガル食文化が日本に入り込んできました。

キャラメルやカステラ、コンペイトウなどです。

「ボーロ」はポルトガルでは丸い焼菓子全般を指す言葉で、他にも、甘いクリームやジャムを中に入れたお菓子が、日本では「餡」を入れるアレンジがされるなど、ポルトガルから入ったものがそのまま残るのではなく、年月とともに日本風にアレンジされて定着しているものがほとんどのようです。

諸説ありますが、今や日本を代表する料理となっている「天ぷら」も、ポルトガル語の「temperar (テンプラ)(「調味料を加える」「油を使用して硬くする」の意味)」や「temporras (テンポーラ)(金曜日のお祭りの意味)」が語源になっているようです。

ちなみに、当時、ポルトガルで油と言えば、オリーブオイルを指し、今でも揚げ物にオリーブオイルを使うのが、ポルトガルのスタイルのようです。

最近では、日本でもオリーブオイルであげる人が増えているのではないでしょうか。

江戸時代の天ぷら

日本を代表する江戸の料理、すし、そば、天ぷら、うなぎのなかで、天ぷらが一番最後にできた屋台で、串に刺した天ぷらがおやつ感覚で食べられていたそうです。

ワインと和食

基本的に、白い飲み物には白い食べ物、赤い飲み物には赤い食べ物があうと言われますよね?

ワインの種類にもよるかと思いますが、個人的に赤ワインとよく食べるのは鉄火巻きです。あと、赤身をニンニク醤油につけて食べるのも好きです。

もちろん、定番のチーズも大好きで、クリームチーズとクラッカーも最高ですよね。

逆に、一番合わないなと思うのは「イカ」です。

イカの刺身もするめいかも結構合わず生臭さが増します。

赤ワインも白ワインも、口の中がすごいことになります(笑)

皆さんの好きな組み合わせも教えてくださいね!

まとめ

ポルトガルと縁の深い日本食文化。

すしの起源はポルトガルではないですけどね…。

ワインの種類や食べているものにもよるかと思いますが、生臭くなるものもあります。

いろいろ食べて自分の好みを見つけるのも、飲食をする楽しさの一つになるのではないでしょうか。

ポルトガルと食文化を深く調べたら、なぜ合わないのかな、なぜ合うのかもわかるかな?

ワインと日本食に新しい発見があったらぜひご連絡ください!

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